大正ロマンDIY部（大工編）

富山市新庄小学校区、藤の木小学校区にある　まきのピアノ教室　講師の牧野尚美です。

以前８年間勤めていた小学校が閉校し、その古い木造校舎の校長室を、ライブ会場に改造しています。

高所恐怖症のピアノ講師が見事なへっぴり腰で頑張っています。
大正ロマン風に柱をこげ茶色に塗装するため、人生初の養生シート、養生テープを壁に貼るマスキング作業をしていますよ。
これは、ビビりながら釘を抜いているところですね。

大正ロマンに欠かせない？　シックなこげ茶の柱と梁

校長室と図書室は、白い石膏の壁に、柱と梁の色は緑がかったくすんだベージュのペンキが塗られていました。
学校らしい柔らかい色調の部屋でしたが、この柱と梁、窓枠などをこげ茶に塗装し直すことで、ほどよい緊張感のある大正ロマンの雰囲気にぐっと近づけることができそうです。

さあ、まったくの素人がアイディアだけでDIYを始めちゃいますよーーー

こわいこわい、、、

塗装前の下準備①　部屋じゅうマスキング

すっかり大正ロマンDIY部の一員となった音楽仲間は、貫通ドライバーを使いこなしています。
塗装前の大事な下準備。
邪魔な釘やフックなど余計なものは取り外します。

塗装前の下準備②　塗装面を電動サンダーなどで削って傷付けます

またまた音楽仲間が訪ねてきてくれました。
Doo-WopバンドShangri-La（シャングリ・ラ）のボーカルをつとめる、「る・ふっくらん」の歌うパン屋さんは、実は建築士さん！
素人の危なっかしい作業を見るに見かねて駆けつけてくれました。
電動工具の使い方や塗料や木材の性質についても、たくさん教えていただきました。

塗装表面をサンドペーパーなどで傷付けることで、新たに塗る塗料が剥離しにくくなります。
部屋全体の柱の表面を削るのはかなりの面積があります。

ピアノ教室の生徒さんのお母さんやおじいちゃんも駆けつけてくれました。
感謝感激、ありがとうございます！！

柱の塗装作業にたくさんの方が集まって下さいました！

バンドのボーカルも

バンドのサックス奏者もボーカルも

同じNPO法人こば内の里山カフェのお姉様も

ピアニストさんも

健康マージャンが大好きなおじちゃんも

おじちゃん、私に着せられたカラフルなカッパがキュートです。

ついでに扉も塗っちゃいましょうか

おじちゃん、熱くないのですか、、、

本当にありがたいです！
たくさんの音楽仲間、そして小羽の皆さんが、こころよく大きな力を貸してくださいました。

腰板は廃材板を利用してよみがえらせます

大正ロマンの雰囲気に欠かせないシックな腰板、、、

う〜〜〜ん、、、腰板はあるけど大正ロマンに程遠い、なんだかちょっとこ汚いのがついていました。

そこで、頂いた板の廃材を利用して、新たに腰板を上から貼ることにしました。

使えそうな板を６０本選んで、校舎内に運び込みました。

さすがに板を切る作業と壁に貼っていく作業は、本職の大工さんである滝内建築さんにお願いすると、快く協力してくださいました。

おじちゃんたちの作業は素晴らしく速い！

休日返上で腰板張りを仕上げてくださいました。

後日、お気に入りのオイルステインを塗っていくと、

木目が美しく浮かび上がり、よい雰囲気になりました。

柱の色とも馴染んでシックなイメージによみがえりました。

たくさんの方のご協力のおかげで、だんだん素敵な空間ができあがってきましたよ。

柱や腰板の色に合わせて、棚やテーブル、椅子なども蘇らせている家具編もぜひご覧ください