富山市内でピアノを習うなら

まきのピアノ教室

ピアノ教室への想い

成長を実感できるような時間を提供します

小さなお子様から大人の方、音大受験生と、幅広く指導しております。
どの段階や年齢においても「できた!」「楽しい!」「もっと素敵に弾きたい!」の心が動く瞬間を大切にしています。
生徒さん一人一人の想いや願い、悩みに寄り添った指導を心がけ、自分自身で成長を実感できるような時間にしています。

人生を心から幸せに、華やかにしてくれるものが、ピアノであり音楽です

ピアノが弾けるようになると、心がウキウキして、楽しいことやうれしいことがたくさんあります。
憧れだった曲が自分の得意なレパートリーになったとき、弾いたことのない作曲家の曲に新たに挑戦するとき、ワクワクする気持ちは子供も大人も初心者でも上級者でも同じです。

また、練習したくない日や、自分の演奏を誰かと比べて落ち込んだりして、ピアノが嫌いになってしまう時期もあるかもしれません。
乗り越える困難の種類や大きさは人それぞれですが、効率的で的確な練習方法の提案や心のサポートによって、その悩みがスッと軽くなるような手助けをし、また大好きなピアノに向かえるようなレッスンをめざしています。

私も未だに、ピアノの練習に夢中になってのめり込んだかと思えば、思うような音色が出なくて悔しい思いをしたりを、日々繰り返しています。

それでも、ピアノを続けてきたおかげで、一生、大好きな音楽の仕事や趣味ができ、ピアノが上手になりたいと願うみなさんと出会うことができました。
私の人生を心から幸せに、華やかにしてくれるものが、ピアノであり音楽です。
この教室のレッスンが、みなさんの人生を豊かに彩るものになるよう、いっしょにステップアップしましょう。

音楽が大好きになるきっかけ

3歳の時から、音楽教室のグループレッスンに通い始めました。
ピアノを弾くことはもちろん、ソルフェージュがとにかく大好きでした。
和音の勉強も好きで、ソナチネの楽曲分析が楽しかったです。
作曲法を学び、毎年、自分で作曲した作品を発表するのもおもしろい活動でした。

ピアノにどっぷりのめり込む

武蔵野音楽大学時代、リストの作品を何曲か練習するうちに、初めて、自分の内側から表現したいものが湧き上がってくるのを感じました。(遅っっ!)
それまでは、先生に言われた通りの表現の中で満足していたのです。

ここからは、楽曲の中で作曲家が思い描いた幸福感や絶望感、様々な情景も自分のピアノの音色や歌い方で作り出せるのだという面白さを味わいました。
打鍵のスピード、力をかける方向など、音色についてよく研究しました。

自信喪失、、、ピアノが大っ嫌いになりました

「卒業後も、東京に残ってもっと勉強を続けたい。富山にはまだ帰りたくない」
という想いで、大学院の試験に挑戦しましたが、見事に失敗し、すっかり自信を無くしてしましました。
ピアノに触りたくもない、他の学生の練習の音が、その時は苦しみにしか感じられず、しばらく耳をふさいで泣きながら過ごしました(笑)

ピアノ以外の楽器に興味がなかった、、、!?

勉強不足で努力不足、試験になんて受かるわけがありません。
さらにお恥ずかしい話ですが、その頃の私はピアノに対しては一生懸命でしたが、声楽や他の楽器、オーケストラなどには大して興味がなく、生演奏を聴く機会にも消極的でした。
「クラシックが心から好きですか」と聞かれたら、「正直よくわからない。ロックの方が好きかも、、、」と答えるほどだったかもしれません。

子ども達や合唱団の方々が音楽を心から楽しむことを思い出させてくれました

大学卒業後は、富山の小学校に講師として勤務しました。
そこで出会った子ども達の、体全体で音楽を感じて歌う姿や楽しそうな表情に感激しました。
私のピアノに大喜びしてくれて、子ども達も私も、自然と笑顔になりました。

また、さまざまな年代が入り混じった女性コーラスの伴奏者としても活動しました。
皆さん仕事と家事の合間を縫って、大好きな歌を練習する姿は真剣そのもの。
何と言っても、歌う表情がキラキラ輝き、私も負けていられないな、と思い、極上の音色を目指して演奏しました。
歌とピアノの心地よい響きが合わさって、幸せな気分になり、ステージを見てくださった方にも、嬉しい言葉をいただけました。

あらためて気づく、音楽の素晴らしさ

音楽には、演奏する人の心も、聴く人の心も、楽しく幸せにしてくれる力があることにあらためて気付くことができました。
多少苦しい壁にぶち当たることがあっても、こんなに楽しい瞬間がたくさんある、年令や経験の度合いが違っても、いっしょに音楽を楽しむことができる素晴らしさを実感し、むくむくと、新たな音楽意欲が高まってきました。

 

もう1度チャンスがきた!

そんな中で、ハンガリーのリスト音楽院の先生のレッスンを受ける機会をいただき、そのことがきっかけで、留学してもう一度ピアノの勉強を続けることを決意しました。

毎日、さまざまな楽器の演奏を聴くことで、ピアノ演奏にも変化が

ハンガリーのリスト音楽院の中のホールでは、ほぼ毎日、国内外の一流の演奏家たちのコンサートが催されています。
ありがたいことに、学生は無料で聴くことができます。

オーケストラ、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルートなど、素晴らしい演奏に息を飲みました。
会場が一体となって足で床を鳴らして感動を伝え合い、演奏者を讃えたりすることもあり、毎回ワクワクして聴き、クラシック音楽の魅力にとり憑かれました。

また、室内楽の授業で、一緒に演奏する学生の弦楽器の弓の動きや、オーボエやフルートなどの息づかいを間近で見ることで、ピアノのフレーズの歌い方にも、他の楽器のイメージをもてるようになり、自分自身の表現力の高まりや、表現することの喜びを実感することができました。

一度はピアノを大嫌いになったこともありますが、人生の中でこんなに自分の心を揺さぶり、全身全霊をかけて取り組めるものはないと感じています。これまで私の勉強したいという思いに、道を開きご指導してくださった先生方、そして暖かく私を支え、応援してくれている両親に心から感謝します。

公開日:
最終更新日:2018/08/17