第7回発表会 みんな大きく成長しています
2018/07/11
富山市新庄、藤の木校下にある まきのピアノ教室 講師の牧野尚美です。
先日、アイザック小杉文化ホール・ラポールの「まどかホール」で、当教室のピアノ発表会を行いました。
一人一人が、この日のために真剣に練習に取り組んできました。
発表会の曲は、普段のレッスンよりも少し背伸びした、難易度の高い選曲しました。
果たして当日までに仕上がるのだろうかと、ドキドキしたこともありましたが、本番では皆さん見事に堂々と演奏することができましたね。
ステージ袖で一年前の演奏を思い起こしながら、それぞれの成長の大きさに、私はにやにやと喜びを実感していました。
発表会の日を迎えるのがとても楽しみでした
やさしい音色や、いさましい音色、
上に向かって輝きを増す、音の方向性がわかる演奏、
フレーズのていねいな終わり方など、
この数週間、数日間の間にも生徒さんたちは目覚ましい上達が見られました。
レッスンを重ねるごとに自信をつけて演奏している姿に、発表会の日を楽しみに迎えることができました。
自分自身の成長を実感することで、演奏にも自信がついてきました
指の形や手の中の支えを意識して練習を重ねることで、速いパッセージの連続にも対応できる、安定感のある演奏ができるようになってきた生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
発表会の曲を時間をかけて練り上げ、難しい箇所もどんどん弾けるようになることで、自分自身の成長を実感しているようでした。
小学校高学年になると、ホールの響きを想定したペダルの使い方や、和音の美しい響きにもこだわりました。
自分の音色をこれまでよりももっとよく聴いて、曲を仕上げました。
日々の練習を温かく支えてくださったご家族に心より感謝申し上げます
今年の冬、例年にない雪の中にもかかわらず、いつもどおりの時間に間に合うよう熱心に送り迎えをしてくださったお父様、お母様、お祖母様。
優しく、時には厳しく励ましの声をかけてくださるご家族のおかげで、お子さんたちが安心して練習を続けることができ、無事に発表会を迎えられました。
心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
音大に進学した生徒さんも出演してくれました
ショパン作曲「ポロネーズ ハ短調Op.40−2」を演奏してくれました
音大1年生のMさん。
この曲は、悲壮感の漂う苦悩に満ちた左手の旋律が印象的ですが、ぐんと大人びた表現力や音色のこだわり方、曲全体のまとめ方など、一年前の高校生の時とは比べ物にならないくらい、素晴らしい演奏でした。
Mさんは、自分のピアノ演奏の他にもフルートや歌の伴奏にも力を入れて勉強していることなど、大学の授業や試験の様子をよく教えてくれるので、私もいつもうれしく聞いています。
ピアノ以外の楽器と演奏することは、自分のソロだけの練習として使える時間が必然的に減ってしまい、Mさんも少し苦労しているようでした。
しかし、歌やフルートの息遣いを間近に感じながらいっしょに演奏することで、フレーズの歌い方やまとまり感など、音楽的に得るものがとても大きいので、ぜひ楽しんで続けてくださいね。
モーツァルト作曲「きらきら星変奏曲K.265」、
シューマン作曲「ソナタ ト短調 Op.22 第1楽章」を演奏してくれました
音大1年生のSさん。
Sさんは、選曲、曲順を決める段階から、「小さいお子さんたちも楽しめるように」「聴く人が退屈しないように」と、前後のプログラムを意識してくれました。
自分の演奏だけでなく、演奏会全体やお客さんのことも考えられる演奏家になっていることに、たいへん頼もしく思いました。
「きらきら星変奏曲K.265」は、装飾音符が見事に美しく輝き、変奏一つ一つの性格が変化に富んでいて、聴く人が楽しい気分になる、とても魅力的な演奏でした。
自分の出演を終えてそろそろ疲れも見え始めた小さなお子さんも、再び音楽の世界に引き込まれているようでした。
「ソナタ ト短調 Op.22 第1楽章」は、先ほどの「きらきら星変奏曲」とは打って変わって、激しくエネルギーに満ちた曲です。
急速なテンポで進行する中にどろどろとうごめく旋律や、美しくさわやかな旋律が入れ替わり立ち代わり登場しますが、1年で表現力も技術力も高まった堂々としたSさんの演奏に感心しました。
大学でも2台ピアノのオーディションに合格するなど、着実に実力と自信をつけてきているSさん。
今後の活躍もとても期待しています。
音大生2人の演奏を今後も楽しみにしています。
出演ありがとうございました。
ゲスト演奏はサックスの渡辺千春さん
普段、なかなかピアノ以外の楽器の生演奏を聞くことはあまりないのでは、と思い、前回の発表会から、ゲスト演奏に他の楽器とのアンサンブルを取り入れています。
テナーサックス、アルトサックスと、私のピアノ伴奏で、
フォーレ作曲 「シチリアーノ」
ジミー・ドット作曲 「ミッキーマウスマーチ」
シャーマン兄弟作曲 「チムチムチェリー」(ジャズ・アレンジ)の演奏をお願いしました。
テナーサックスとアルトサックスの音色の違いや、巻き舌で息を入れる、楽器が壊れてしまったかのような、おもしろい音色の奏法を紹介してもらいました。
「シチリアーノ」のどこか懐かしく切ないメロディに、サックスの美しい音色がとても素敵な雰囲気でした。
繊細なPP、力強く色気のあるf、そして演奏の合間の渡辺千春さんの可愛らしい笑顔に、会場のみんなが引き込まれました。
おなじみの「ミッキーマウスマーチ」では、小さなお子さんもおじいちゃんおばあちゃんも、手拍子をしながら楽しんで聴いてくださるのが、たいへんうれしかったです。
たくさんの方のおかげで発表会を無事に迎え、楽しんで終えることができました。
出演者の皆さん、ゲストの渡辺千春さん、ご家族の皆様、ご来場くださいました皆様、
スタッフの皆様、ありがとうございました。
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