25曲達成おめでとう！年中さんMちゃん

歌いながら練習すると集中力がアップ！　上達のスピードが速いです

富山市新庄、藤の木校区にある　まきのピアノ教室　牧野尚美です。

今年４月から通っていただいている年中さんのMちゃんが、２５曲達成の賞状をもらいました。
音符の読み方がどんどん上手になったせいか、おうちでの練習もとてもしっかりできていて、いつも感心しています。

小さなお子さんには、おうちでも音の名前（ドレミ）を声に出して、歌いながら練習することをおすすめしています。
そうすることで、指を動かす運動神経とともに、楽譜を読む目からの情報や、音の名前、音の高さ、ピアノの音を聞き取る耳からの情報が同時にインプットされ、読譜の力が定着しやすいです。

この練習の仕方は、小さなお子さんに限らず、子どもから大人まですべての年齢の方にもとても有効です。
とくに新しい曲の譜読みの段階や、苦手な箇所の練習でおすすめしています。

同じ練習時間でも、歌いながら練習する方が集中力が格段に上がり、短時間で効率よく上達のスピードがとても速いです。

Mちゃんも、毎日おうちでしっかりと声に出して歌う練習を続けているので、いつも自信をもって演奏できています。
教室に着くと　いつも「たくさん練習してきたー、早く弾きたーい。」と言って、いつも楽しそうに弾いているので、こちらも嬉しくなります。

仕上げはいつも連弾で、さらに楽しく

Mちゃんは、曲をしっかり覚えて迷わずに弾けるので、いつも仕上げに私と一緒に連弾をします。
隣からいつもとは違う音やリズムが聴こえてきて、自分の音と重なるアンサンブルを楽しめるのは、とても素敵なことですね。

連弾で前奏や伴奏を弾くときは、即興のことが多いのですが、元気で楽しい曲はよりパワフルに、長調と短調が混ざる曲はその変化する雰囲気が伝わるように、日本の童謡は日本独特の和音やリズムに乗って弾けるような想いをもって弾いています。

この日は、「もみじ」と「おちば」。
短調の物哀しい雰囲気の中に、秋のしっとりとした美しさがあります。
小さな子の弾く楽譜の音符だけの演奏ではなかなかイメージが湧きにくい曲も、いっしょに連弾することで、その曲の本来の雰囲気を味わって魅力を感じてくれたらいいなと思います。